11月11日 今日は介護の日だそうです。
先日 定期検査で訪れた眼科外来での親娘らしきお二人
80代ぐらいのおばあちゃんに付き添う60前後の女性でした。
おばあちゃんには認知症の兆候が少しでているような、
付き添う女性も、このおばあちゃんもとても興味深く観察させて頂きました。

メガネを作り替えるらしく検査用のレンズを取り替えながら座っていました。
トイレに立てば男性用に入ってしまい、看護師さんには何度も同じ事を聞いて、
娘さんがしかっている声のトーンもどんどん増してきます。

普段からストレスもお感じになっているでしょう。
いらだちと常に向き合っていらっしゃることも それは充分伝わります。
何となくおばあちゃんも「しゅん」となって・・・
きっと周りの人だって“だまって寄り添ってあげていたら良いのに”と感じたでしょう。

つい数年前まで、私も親の介護が必要な時の心得を
綴った本を読んでおりましたのに、
今では、娘さんに何度もしかられているおばあちゃんが
「やがて行く道」 と身近なことに思えてなりませんでした

2009/11